zakzak

記事詳細

巨人、大補強も『弱点』は未解決 救援4本柱が全壊状態…須藤豊氏が警鐘「層が薄く不安なまま」

 全権監督として返り咲いた原辰徳監督(60)の豪腕で、丸、中島、岩隈ら大物6人を補強した巨人だが、アキレス腱の救援陣は昨季の4本柱が全壊状態。ゼロからの再構築となる。

 いよいよ球春到来が目前となった27日、1軍スタートの選手たちは春季1次キャンプ地の宮崎入り。2、3軍は川崎市のジャイアンツ球場で合同自主トレを開始した。

 左膝手術明けの上原浩治投手(43)は2軍スタートで練習は別メニュー。「自分の体と相談して膝の状態を確認しながら、みんなの輪に入って練習できるようにならないと先に進めない」と早期合流を目指すも、まだめどは立たない。自主トレ中にはブルペンにも入ったが、「膝を踏み込んだ状態で力が入らないと、いい回転の球はいかない」。納得のいく投球までは時間が必要だ。

 上原を含め、昨季開幕時の勝ち継投4人は今や見る影もない。新任の宮本投手総合コーチは「昨年はチーム防御率1位。それで優勝できなかったのは、やっぱりリリーフが問題。リリーフ陣だけで20敗は多すぎる」と分析する。そのうち5敗が上原。6敗の沢村は原監督に先発再転向を打診され固辞したが、その経緯からして信頼度は知れている。左膝痛で昨季途中に帰国したマシソンは、手術後のリハビリこそ順調だったが、昨年末のウイルス性疾患で調整が狂い、来日は2月中旬以降までずれ込む見込み。カミネロは抑え失格でクビになった。

 昨季の最終的な勝ち継投も解体。抑えの山口は先発に戻り、セットアッパーの畠は故障で今春は2軍スタートだ。夕刊フジ評論家の須藤豊氏は「大物の補強が目を引くが、肝心の救援陣は層が薄く不安なままだ」と警鐘を鳴らす。

 ブルペンの新戦力は、守護神候補のクック(前マリナーズ)だけ。ほぼ白紙から勝利の方程式を組み直す宮本コーチは、「クックこけたら、皆こけたじゃ済まされない。方程式は2パターン考えたい」と開幕まで頭をひねることに。上原らベテラン勢の復活なるか。2年目の鍬原ら中継ぎ転向組の適性はどうか。不確定な要素が多い配役は前途多難だ。(笹森倫)

関連ニュース

アクセスランキング