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甲子園初アーチの巨人・小林に“大人の事情”!? 映ってはいけないものが…

 巨人・小林誠司捕手(29)が、高校時代から特別な思い入れがある甲子園球場でうれしい初アーチ。ところが“大人の事情”で、思わぬミソがついてしまった。

 19日の阪神戦で2回1死一、二塁の初打席。メッセンジャーの初球カーブを「しっかりと振ることができました」。左翼席へ今季1号の先制3ランをたたき込んだ。

 広陵高時代に野村祐輔(現広島)とバッテリーを組み、2007年夏の甲子園決勝で佐賀北高と対戦。甲子園の魔物の力をいやというほど味わった。公立校への判官びいきで客席の大半が相手方を応援する中、4点リードの8回裏に微妙な判定もあり、大逆転を食らって涙をのんだ。

 高校球児の聖地は巨人の一員となった今や、伝統の一戦で乗り込む敵地となった。思い出の球場でプロ6年目にしてついに柵越え。通算でも13本目という伏兵の豪快な一発に、巨人ベンチはお祭り騒ぎとなった。

 ところが、ほどなくして球団側から報道陣に異例の要請が。小林が“本来映り込んではいけないもの(この日は使用されないはずだったスポンサーのロゴ)”を身につけていたとして、掲載写真の撮影角度に配慮を要望する内容だった。

 本人に落ち度はないのだが、やはり甲子園の魔物は小林にちょっかいを出さずにはいられないのか。それでも雑音に惑わされることなく2打席目以降も打ちまくり、5打数4安打3打点の大暴れ。最終5打席目の飛球も阪神の中堅手が捕り損ない(記録は失策)、全打席で出塁を果たした。

 小林は「すごくうれしい。自分のスイングができてよかった。コーチに助言をもらったり、監督に教えてもらったりしている」と感謝。今春キャンプから折に触れ、マンツーマンで指導してきた原監督も「練習のときからいいものは出てきている」と進歩を認める。

 さらに指揮官は5打席目の判定に注文。「なぜエラーなのか。グラブに入ってないわけだから。文句を言うわけじゃないが、公平な目で見てね。記録に(安打への訂正を)お願いしている」。

 こうした心遣いはうれしい。原監督の「もうちょっと打てばすごい捕手になる。最低でも・240。本心からいえば・250」という期待に応える固め打ちで、打率は・361まで急上昇した。(笹森倫)

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