zakzak

記事詳細

巨人、深刻なブルペン事情 「ベンチに投手コーチ2人」の異例態勢

 勝ちパターンが作れない。巨人は29日のDeNA戦(東京ドーム)に3-5で逆転負け。中継ぎが踏ん張れず、10連敗中で瀕死の状態だったベイを救ってしまった。

 先発の山口が5回まで1失点の好投だったが、原監督は1-1の同点に追いついた5回裏に代打を送り交代。2点を追加し勝ち越しに成功したものの、6回に野上が1点を返され、8回には宮国が3点を奪われて逆転を許した。

 原監督は「リリーフ全員が四球というね。どういう心境で、どういう技術を持ってというところを、本人たちに聞きたいところですね。いろいろ愚痴になるといけないから、あまり言わないけど」とムッツリ。

 ところが言い足りなかったようで「前向きな勝負をしたか。勝負が終わって、悔いを残さず勝負したか。結果はおのずとついてくる。結果は神様しか知らない。神様だってわからないケースがある」と若大将節でリリーフ陣にゲキを飛ばした。

 27日の同カードでも5-4と辛勝したものの、9回に3点差で登板した野上が1点差まで追い上げられ、あわや逆転の展開となり、試合後はまるで負けたようなムードだった。度重なるリリーフ陣のふがいなさに、原監督は黙っていられなかったのだろう。

 投手陣の混乱ぶりは明らかだ。19日の阪神戦(甲子園)から、ベンチの原監督の傍らには、それまでブルペン担当だった水野投手コーチが寄り添っている。ピンチのときにマウンドへ向かうのは宮本投手総合コーチで、正式な配置転換ではないが、ベンチに投手コーチが2人という異例の態勢で臨んでいる。

 この日の継投失敗について宮本コーチは「投手リレー、登板を誰にするのかは私の責任。持ちこたえられなかったのは申し訳なかった」と謝罪。「育成選手を含めた45人で戦うわけですから、この中でやりくりするしかない。何とか作りあげられるように」というブルペン事情は深刻だ。

 クックやマシソンが離脱中で、勝利の方程式に入るタイプではない宮国や野上しかいないのが現状。意外な層の薄さを露呈している。(塚沢健太郎)

関連ニュース

アクセスランキング