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岩田が青木に頭部死球 深まる阪神とヤクルトの遺恨… 発端は2年前の「あの日」

 またもや遺恨が深まった。阪神は8日のヤクルト戦(神宮)に延長12回の末引き分けたが、最大のヤマ場は6回、先発した岩田稔投手(35)が青木宣親外野手(37)の頭部に死球を与え危険球退場したシーンだった。両軍がベンチから一斉に飛び出してにらみ合う事態となり、審判団から両チームに警告が発せられた。

 5回まで4安打無失点と快投した岩田だったが、6回2死走者なしで青木へのカウント0-2からの3球目がヘルメットを直撃。青木はその場にうずくまった後に起き上がると、鬼の形相で帽子を取った岩田をにらみつけた。周りは一塁へと促したが、途中でマウンド方向に歩を進めかけたことから、両軍のナインが止めに入った。

 試合後、青木は死球の件に「ノーコメント」とだけ発したが、ヤクルトのチーム関係者は「レギュラーばっかりに当てやがって! いい加減にしろよ」と激怒。

 というのも、ヤクルトの打者が阪神の投手に死球を食らったケースは何度もある。青木は昨年6月にも岩貞に頭部にぶつけられ、同8月にも岩田から危険球を受け脳震とうの特例措置で出場選手登録を外れた。また、この日の12回に登板し村上に死球を与えた島本は、開幕戦で坂口の左手親指にぶつけて骨折させており、前出のチーム関係者は「何人潰したら気が済むの…」と憤っているのだ。ヤクルトベンチ内は相次ぐ死球に「阪神戦は毎試合、殺気立っている」という。

 「『また当てにくるぞ』という言葉が飛び交い、首脳陣からレギュラークラスに対し『気をつけるように』と指示が出ている」とも明かす。

 この日、青木が岩田に向かっていったのは「相手が帽子は取ったものの、しばらくその場に留まった後マウンドを降りてきたのをケンカを売ったととらえたようだ」と説明した。

 いまや「虎アレルギー」は相当なモノで、9回に登板した3年目のヤクルト・梅野には味方ベンチから「(当てに)行け!」と怒号まで飛んだという。

 発端は2年前の4月、京セラドーム大阪での対戦で、藤浪が畠山に死球を与え、当時1軍バッテリーコーチだった矢野監督がバレンティンに“ジャンピングニー”をお見舞いするなど大乱闘に発展したこと。「うちは、あそこからずっと阪神に対して特別な意識がある。それはハッキリ言える」と話すだけに、今後も尾を引きそうだ。(山戸英州)

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