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“飛び級”A代表の久保建英を騒ぎすぎだろ~ パスは17歳当時の香川より上だが…

 --サッカー日本代表は、キリンチャレンジ杯(6月5日・トリニダード・トバゴ戦=豊田、同9日・エルサルバドル戦=宮城)を経て、南米選手権(同17日初戦)に臨む。そこへ、17歳の久保建英(たけふさ)=FC東京=の招集が確実視されている

 「記者の皆様方も連日、騒いでらっしゃいますね(笑)」

 --すごくないか?

 「確かにいい選手。それは認める。でも、ようやくJ1の試合に出始めたところじゃないか」

 --今季は長谷川健太監督の薫陶をしっかり受けている

 「だわな。以前も言ったけど、健太は“オレのやり方に従わない選手は何人たりとも使わない”って主義。久保はこれまでサイド一辺倒だったが、4-2-3-1のトップ下でも起用されるようになった。健太はしっかり育てていると思う」

 --その久保が今月下旬に始まるU-20W杯(ポーランド)のメンバーに選出されず、“飛び級”でA代表に招集され南米選手権に臨む流れ

 「あのなぁ…じゃあ、17歳の久保をいきなりA代表の主力で使えるのかって話さ。みんな、12日の磐田戦での決勝ゴールがスゴかったというが、あの子が一番秀でているのはパスさ。それは小さい頃からスペインで磨かれたものだ。パスは、おれが今まで見た中では、17歳当時の香川真司より間違いなく上。でもA代表というのは、現時点で日本で一番サッカーのうまい連中が集まるチームだと思うんだけど、ちがうのかい?」

 --確かに、久保はFC東京でさえ「10番」の働きはできていない

 「そんな選手に、A代表のトップ下を任せていいのかって」

 --Jクラブにも南米選手権への選手派遣を嫌がるところがある

 「本末転倒だよ。26年前(1993年)の5月15日、Jリーグはスタートしたよな。あの頃、日本代表を強くすることが一番の目的だったことを忘れちゃ困る。久保もA代表に招集されたら、しっかり出てきてほしい。いきなり主力でやらせるのは酷だと思うがね。救いは、本人が自分の今の位置をしっかり把握していること。17歳なのに過信はしていない。そこはホッとできる」(元J1仙台監督・清水秀彦)=聞き手・久保武司

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