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【坂本勇人はなぜこんなに打てるのか】藪恵壹氏が解説! 坂本はなぜ阪神・青柳を打てないのか? 「抜群の読み」狂わせる“荒れ球”

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 「今季は相手投手の球種、コースに関する読みが抜群です。迷いなくバットを振れていることに驚かされます」

 開幕から打ちまくってきた巨人・坂本勇人内野手(30)を、球団OBの広岡達朗氏(87)=元ヤクルト、西武監督=はそう評する。

 ただ、いくら読みがさえていても、相手投手が狙ったところに投げられないとなれば意味がなくなる。

 坂本が14日の阪神戦で開幕からの連続試合出塁が「36」で止まったときの相手先発は、150キロの“荒れ球”で鳴る青柳だった。坂本は青柳を通算18打数2安打(打率・111)と大の苦手にしている。

 阪神OBで元エースの藪恵壹氏(50)は「青柳の場合、捕手が外角に構えていても、右打者の頭部付近に抜けてくることがある。坂本にとっては、その恐怖感が邪魔になるのでしょう」と指摘する。

 仮に、藪氏がいまの坂本と対戦するならば「インコースを腕を畳んでうまく打つ印象が強い坂本ですから、シュートを得意としていた僕も、紙一重で長打を食らう危険性が高い内角には投げづらい。ストライクゾーンをかすめてボールになるフォーク、縦割れのカーブを振らせようとするでしょうね」。

 一方でこう明かす。「僕は現役時代、3冠王3度の落合(博満氏)さんに1本も本塁打を打たれませんでした。その秘密は、投げる際に一瞬、目を合わせるところにありました。打者は投手と視線が合うと、反射的に“頭付近にボールが来る”と感じるもののようです。そこで外角いっぱいに投げれば、バットが届かないか、もしくは先っぽに当たって打ち取れるわけです」

 坂本vs青柳もそうだが、投手と打者ははた目にはわからない神経戦を繰り広げているのだ。(おわり)

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