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巨人、5月失速は“長野の呪い”!? 月が変わってツキも変わるか…

 先週末、都内の居酒屋で野球好きの知人と飲んだ。話題は原新政権となった巨人である。酒が入るにつれ、目をうつろにしながら知人がこう言い放った。

 「たたりやな。いや呪いかもしれん。決まってるだろっ。長野だよ。“長野の呪い”だね」

 ン? 何だそれ。すると知人は続けた。

 「カレンダーだよ。今年のジャイアンツカレンダーの5月は長野、笑顔いっぱいのネ。丸の人的補償で広島に行っちゃった。きっと、その呪いで巨人は5月低迷してんじゃあないの」

 人気の高いジャイアンツ・カレンダー。5月の顔は長野久義だった。知人は長野の大ファン。その恨み!? ゆえに自らの想像力、妄想を巡らして珍説を唱えたのだった。

 過去、大リーグでは呪い伝説があった。“バンビーノの呪い”は、1918年までにワールドシリーズ(WS)を5度制したレッドソックスが、19年にベーブ・ルースをヤンキースへ放出した途端、低迷期に突入。2004年のWSを制するまで86年を要した。

 カブスには“ヤギの呪い”である。1945年のタイガースとのWSで、ヤギを連れた男の入場を断ったところ、そのシリーズに敗れ、次にWSに進出できたのは2016年。呪いが解けるまで71年の年月を要し、世界一になるまでには108年かかった。

 巨人は今季開幕ダッシュに成功し、3、4月は16勝10敗の首位だったが、5月の成績は9勝13敗1分け。首位広島に5.5ゲーム差の3位…。シビアな数字が残った。

 呪い!? いやいやそれは邪説、妄想。主因は絶対的エース、菅野智之の離脱だろう。

 4月の16勝中、15勝は先発投手に白星が付いた。菅野を軸に安定していたが、5月に入って大黒柱が腰に違和感を訴え戦列から離れると、一気に崩れた。先発陣はわずか5勝だった。

 山口、ヤングマン以下2、3番手以降のローテーション投手に精神的な重圧がかかり、さらに救援陣も持ちこたえられなくなった。とにかく菅野離脱が痛かった。

 妄想を巡らし“長野の呪い”を口にした知人はこう言った。

 「月も変われば、“ツキ”も変わる。呪いも去るぞ~。オレ、本来ジャイアンツファンだから…」

 そう、悪夢の5月は終わった。きょう4日からは交流戦がスタート。懸念だった救援陣もマシソンが1軍登録。エース菅野の復帰も近いと聞いている。呪い明け? いや実力での反攻に期待です。(産経新聞特別記者・清水満)

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