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巨人・原監督、優勝決定戦ブチ壊した“おいっ子菅野”に怒り抑えきれず コメント一気にまくし立て…

 巨人・原辰徳監督(60)の怒りのボルテージが、昨秋の復帰以降でMAX値を記録した。矛先は期待を裏切ったおいっ子、エースの菅野智之投手(29)だ。

 23日のソフトバンク戦(東京ドーム)は、勝った方が交流戦優勝という“タイトルマッチ”。だが先発の菅野は1回先頭の福田の先制ソロ弾で出はなをくじかれると、さらに2四球や味方の失策なども絡んでいきなり4失点。続く2回の先頭は投手の和田。フルカウントから投じたカットボールが外れて四球を出すと、自己最短1回0/3での降板を命じられた。

 指揮官は試合後の会見で、まず「粘り強く戦ったと思います」とナインの健闘を穏やかな口調でねぎらった。ところが話題が菅野に移ると、一天にわかにかき曇る。報道陣の質問の「降板させた」という表現に反応して、「そうねえ、『させた』って言や…、させたね。『させた』って言い方は…、まあいいや、そのへんは」と違和感を表明。それだけで回答は終わってしまった。

 このコメントだけでは困るので、重ねられた質問の中の「早めに(代えた)」という表現にもピリッ。「『早めに』って…。この一戦に懸ける部分から考えるならば、あそこはひきずる方がはるかにおかしいことだと思うね、僕は」。一度は落ち着かせたはずの感情。だが、交代シーンを思い出したせいで若大将の心のダムが決壊した。

 「先頭バッターにホームラン、それでフォアボール、フォアボール。リズムもへったくれもあったもんじゃない。もちろんエラーも絡んではいるけれどもね、ピッチャーにフォアボールと」。一気にまくし立てると、おいっ子がしでかした不始末の重大さを説いた。

 「みんなで積み上げてここまで、交流戦の優勝戦という形に持ち込んでいるわけですから。1人の選手だけに任せるというわけにはいかない」

 ぐうの音も出ない正論だが、日本選手史上最高年俸6億5000万円を稼ぐエースを2回途中4失点で降板させられるのは原監督ぐらいだろう。

 身内だからこそ、ほかの選手たちに迷惑をかけた分だけ、厳しさにも拍車がかかったか。菅野に関する質問がさらに続くと、「まあ、智之の件はこのぐらいでいいんじゃないですか?」とシャットアウト。煮えくりかえる怒りに、自ら終止符を打った。

 菅野は「見ての通り。こういう状況をつくってくれたチームメートに申し訳ないです。先頭に本塁打を打たれて、その後も切り替えられればよかったが、四球、四球じゃ話にならない」。指揮官から受けた叱責をそのまま言葉にしたと思えるほどに、監督会見と重なる反省の弁だった。29日から再開するリーグ戦では、エースの汚名返上が一大テーマとなる。(笹森倫)

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