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阪神“若虎”5人衆、過疎化する安芸市を救う?「街も活気づくしね」

 阪神がドラフト5位まで甲子園出場組で固めたルーキーたちが31日、2軍春季キャンプ地の高知県安芸市入り。即戦力としては計算できないが、過疎に悩む現地は大歓迎でソロバンをはじく。

 「監督だとノムさん(野村克也氏)と星野仙一さん、2軍の掛布雅之さん。選手だと藤浪投手が2013年、ルーキーイヤーで10勝をあげた直後の秋季キャンプに来たときは人もすごいし、モノもよう売れた。ホンマにてんてこ舞いだった」

 そう懐かしむのは、2軍が春季キャンプを行う高知県安芸市の地元有力者だ。阪神の第2のホームタウンとして賑わったが、02年に星野監督が1軍の春季キャンプを沖縄県宜野座村に移転した。

 近年はベテランを含め、大半の選手が温暖な気候を求めて沖縄からスタート。安芸は閑古鳥が鳴くようになった。それだけに、今春の高卒ルーキー5人衆にかかる期待は大きい。昨夏の18歳以下の侍ジャパンにも選ばれた1位の西純矢投手(18)=創志学園高、4位の遠藤成内野手(18)=東海大相模高=ら、高校野球ファンにも知名度が高い甲子園出場組がズラリだ。

 「有名な選手が一気に来られるのは、こちらとしても認識しています。人員をやりくりして対応にあたらないといけない」と安芸市関係者。

 熱心な虎党は関西圏から深夜に車で出発し、4~5時間かけて安芸に入り朝イチからの見学に備える。平日3人、休日4人の警備員のほか、人出が見込まれる2月中旬以降の週末や祝日は、最大20人近い応援スタッフが増員される予定だ。

 40年以上前から阪神がキャンプを張る安芸の街も、ここ10年で人口が4000人近く減少。選手や球団関係者がなじみの飲食店やスーパーの閉店が相次ぐ。地元飲食店オーナーも「やっぱり選手目当てで何度も来てもらうのが一番。街も活気づくしね」。人気若虎は、過疎化の街を救えるか。(山戸英州)

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