zakzak

記事詳細

阪神2軍キャンプ、ひと際“デカかった”ドラ2・井上広大

 「落ち込んではいないだろうか…」。正直、心配していました。3年前のシーズンで20本塁打を放った虎の長距離砲、中谷将大外野手(27)が2軍キャンプでスタートしたからです。

 私も現役時代、かなりお世話になった高知県安芸市での阪神2軍キャンプを訪問。本人に「どうなの?」と率直に聞いてみると、「正直、2軍スタートは驚きましたよ。でも、やることは、やりますよ。1回のチャンスをモノにしますよ」と力強く返してくれました。

 ほかの選手と見比べても打球は飛ばすし、振れるし、軸もブレない。ハッキリ言って2軍レベルじゃない。ただ、20本を打った翌年の成績が悪すぎて(打率・230、5本塁打、26打点)その後、右肩上がりに成績を残せなかったのではないかと思ってしまいます。

 右打ちの外野手である中谷に求められるのはやはり長打力。失投逃さず正確にとらえられるか。好調時のように、内角球を開き気味に打てるかがポイントになります。

 隣では2011年のドラ1、伊藤隼太外野手(30)も必死にバットを振ってました。「自分は剣が峰ですよ…」。短い一言ですが、相当な危機感を持ち取り組んでいることが伝わりました。

 今年の1軍開幕は3月20日で2軍もその数日前にスタート。狙うのは2軍でも調子を維持しながら原口のようにチャンスで“一発回答”することです。モチベーションを保てるかは彼自身の問題でもありますが、悔しさは一瞬、置かれている立場でしっかりやりきってほしいと思います。

 甲子園を沸かせたルーキーたちも慣れない初キャンプですが奮闘していました。最も印象に残ったのは履正社高時代、甲子園大会で優勝を経験したドラ2・井上広大外野手(18)。足の大きさは背番号と同じ32センチでも分かるように、とにかく体がデカい!! 宿舎でもすき焼き、しゃぶしゃぶなど「とにかくご飯がおいしいです!」と満面の笑みを浮かべました。

 「規格外」という言葉がピッタリな井上が厳しいプロの世界で成功するには「わが道を行く」こと。首脳陣はケガ予防などの観点からとにかく練習を抑えたがるもの。でも、やりたきゃやりゃいい。打席では年齢も先輩も後輩も関係ありません。そして強い心と本能を磨き前面に出すこと。再び甲子園で暴れてくれる日が楽しみです。

関連ニュース

アクセスランキング