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レイズ・筒香嘉智、三塁守備は容易ではない! あのAロッドも猛練習

 米大リーグは、野手組が合流して春季キャンプが本格化してきた。

 1年目の日本選手の中で注目しているのが、レイズ・筒香嘉智(28)の守備位置だ。サンケイスポーツによれば、外野用と三塁用のグラブにファーストミットも用意して渡米した。

 DeNAでの近年の定位置は左翼だったが、元々は三塁。昨季終盤は宮崎がけがで離脱したため、27試合で三塁を守り1失策だった(左翼で101試合出場)。レイズは開幕に向けて、左翼、三塁、一塁、そしてDHで起用して、適正を見極める方針という。

 今オフの筒香は入念に準備していたと聞いているが、大リーグで正三塁手になるのは容易ではない。日本より打球が格段に速い上、不慣れな天然芝への対応や逆シングルでの処理などが必要になるからだ。

 思い出すのが2004年、フロリダ州タンパでのヤンキース春季キャンプ。レンジャーズから移籍したアレックス・ロドリゲスは、定位置だった遊撃に主将のデレク・ジーターがいるため三塁へ転向。全体練習開始前にサブグラウンドでの早出特守を日課にしていた。

 中でも重点的に練習していたのがスナップスロー。三塁線上に並べたボールを前進しながら右手で拾い上げ、そのまま一塁へ投げる練習を繰り返していた。

 天然芝の上でバントやボテボテのゴロを処理する場合、グラブで捕っていたら間に合わない。遊撃でゴールドグラブ賞を受賞していたAロッドでさえ、前進しながら素手でボールをつかんでスナップスローという一連の動作習得を三塁手として求められた。

 「スローイングには自信がある。打球(の速さ)に慣れれば守れると思う」と筒香は自信をみせているそうだ。幸い本拠地のトロピカーナ・フィールドは、横浜スタジアムと同じ人工芝。ドームなので、雨で芝がぬれているなど天候に左右されることもない。適応する環境は整っている。

 ■田代 学(たしろ・まなぶ) サンケイスポーツ編集局次長。1991年入社。プロ野球や五輪担当などを経て、2001年から13年11月まで米国駐在の大リーグ担当キャップ。全米野球記者協会の理事や、13年ワールドシリーズの公式記録員を日本人記者で初めて務めた。米国での愛称は「ガク」。

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