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【古内義明の日本体育会紀行】鍛治舎巧監督、清宮勝負で物議も「熊本のファンに打撃を生で見せたい一心で」

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【古内義明の日本体育会紀行】鍛治舎巧監督、清宮勝負で物議も「熊本のファンに打撃を生で見せたい一心で」

 今春のセンバツまで3季連続甲子園ベスト4と抜群の実績を誇る秀岳館(熊本)に足を運んだ。球界のエリート街道を歩んだ後、サラリーマンとしても“世界の松下”で専務の地位まで上り詰めた鍛治舎巧監督(66)が、第2の人生に選んだのが同校監督。今月14日に地元熊本で行われた「RKK(熊本放送)招待」の早実戦では、9回2死走者なしから前の打者を敬遠して“清宮勝負”を敢行。物議を醸したばかりだ。

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 −−現役引退後の松下電器在籍時代、25年間NHKの甲子園中継の解説者としても人気を博した。何試合解説したか

 「解説は400試合くらい。決勝の解説をするには全試合見てないといけないので、録画して2000試合は見てます」

 −−その中でベストゲームは

 「2006年夏の準々決勝、智弁和歌山対帝京戦。8回を終わって智弁和歌山が8対4でリード。9回表に帝京が2死から6連打で8点取って12対8と大逆転。その裏、智弁和歌山が5点を取り返し13対12で再逆転サヨナラ。最後は押し出し四球でした」

 −−壮絶なドラマ

 「『泣いている帝京ナインに向けてひとこと』と振られましたが、言葉が見つからない。切羽詰まって空を見上げたときに、『空は曇っていますが、太陽がなくなったわけではない。帝京の選手たちには自分たちが新しい太陽となって頑張ってほしい』と。キザでしたが、放送ブースにお客さんが集まってきて、『鍛治舎さん、同じ気持ちだよ』と。野球は最後まで分からない、球児たちはすごいなと泣きました」

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