《zak女の雄叫び お題は「迷」》ドイツ前首相の老いらくの恋 慰安婦問題発言の真意は…

ドイツのシュレーダー前首相(ロイター)

 確たる信念があったというよりは、公私混同の部分が大きかったのではないでしょうか-。

 ドイツのシュレーダー前首相(在任1998年~2005年)が9月に韓国を突然訪問し、「日本政府が元慰安婦に謝罪する勇気を持てないでいることはきわめて残念だ」「元慰安婦の方々にはノーベル平和賞の資格が十分にある」など、韓国寄りの発言を連発した一件です。

 シュレーダー前首相といってもピンと来る方は多くないでしょう。東西ドイツ統一を実現したコール元首相の後、現在のメルケル首相の前にドイツ首相を務めた人物です。

 2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)では、ドイツが決勝に進んだことからカナダで行われていた主要国首脳会議(カナナスキス・サミット)終了後、日本の政府専用機に(強引に?)乗り込んで急遽(きゅうきょ)来日したことがありましたっけ。

 在任中、アジアにも女性の人権問題にも関心を持っているように思われなかったシュレーダー氏。今回は2006年に出した自伝「決断」の韓国語版が発行されたことを記念しての訪韓だったそうですが、10年以上も前の自伝がなぜ今、韓国で出版されることになったのか。

 その陰には73歳のシュレーダー氏の新しいパートナー、韓国人女性キム・ソヨンさんの存在がありました。キムさんはシュレーダー氏より25歳も若い48歳。夫と子供がいますが現在は別居中なんだとか。

 シュレーダー氏はこれまで4度結婚していますが、現在のドリス夫人とは近く

離婚する予定で、ドリス夫人もSNSでキムさんの存在が離婚のきっかけになったと認めています。

 あんなコワモテなのに恋多き男性。キムさんとシュレーダー氏は2年前に行われた国際会議で知り合ったそうです。以来、キムさんはシュレーダー氏の通訳をたびたび務め、自伝韓国語版も監修したそうです。

 ドイツメディアによると、キムさんはドイツのノルトラインヴェストファーレン州の経済振興公社のソウル事務所代表を務めていますが、今回の氏の訪韓をめぐり偽名を使って計画した部分があることが明らかになり、公社から警告を受けました。

 「決断」の版権についてもきちんと手続きがされたか不明です。

 元慰安婦の支援者らはシュレーダー氏の「ノーベル平和賞発言」にいっとき喜んだものの、キムさんとの個人的関係がドイツメディアで報じられたことから「(前首相の慰安婦発言は)ハニートラップだったのでは?」との声も出てきました。

 ちなみにシュレーダー氏は2005年の政界引退後はやりたい放題。中国外務省の顧問を務めてダライ・ラマ14世とメルケル首相の会談を批判したり、今年8月には欧米の制裁対象になっているロシア国営企業ロスネフチの社外取締役に就任することが判明したりしました。

 自由主義国のリーダーだったとは思えない言動で古巣のドイツ社民党(SPD)幹部らからもそっぽを向かれています。

 ロスネフチ問題で倫理観をドイツメディアに追及されると、「私の人生だ。決めるのはメディアでなく私だ」と開き直っています。

 そして今回の韓国人女性との問題。さらに男を下げた感がありますね。(kamo)

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。10月のお題は「迷」 です。

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