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都知事と陸自第1師団 首都防衛警備の要 小池氏との連携に注目 (1/2ページ)

 陸上自衛隊には、東京を含む首都圏1都6県の防衛警備を担当する「第1師団」という部隊がある。司令部を練馬駐屯地(東京都練馬区)に置き、約6300人で構成されている。「1」という数字を冠するため「頭号師団」とも呼ばれる。この部隊が、いかに重要で歴史が古いかが分かる。

 同師団は、自衛隊の前身である警察予備隊時代に、第1管区隊として発足した。安保闘争時代には、万が一の治安出動に備えて、国会議事堂をデモ隊から守るための戦車を使用した訓練をしたこともある。出動こそしなかったが、練馬駐屯地や市ケ谷駐屯地(現在の防衛省)で約2万人が待機していた。

 また、1995年の地下鉄サリン事件にも出動した。化学防護服を着用し、地下鉄車内の除染活動などを行った。

 2001年9月11日のニューヨーク同時多発テロを受け、第1師団は他の部隊に先駆けて、首都圏で戦闘になったケースを想定して、市街地戦闘訓練を実施した。02年には「政経中枢師団」として、これまでの敵戦車や装甲車と戦う野戦型ではなく、都市型戦闘部隊として生まれ変わり、対テロなどに力を入れている。

 まさに、東京を守る要である。

 そこで、歴代東京都知事は、毎年4月に行われる第1師団創立記念行事に出席している。東京都と第1師団が連携するきっかけを作ったのは、石原慎太郎元都知事である。

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