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小池氏圧勝で見えた組織依存の限界 民共両党が担いだ神輿は軽すぎた (1/2ページ)

 東京都知事選はふたを開けてみれば、得票率44・5%、291万票余りを獲得した小池百合子氏の圧勝に終わった。今回、興味深かったのは、関係者の思惑が次々に外れたことだ。

 まず、自民党は、所属議員である小池氏が名乗りを上げたのに、理由を示さず推薦を渋り、党員でもない増田寛也元総務相を推薦した。

 おかげで、小池氏の都知事就任を望まない有力者が裏にいて、周囲は逆らえない状況なのだと誰もが理解した。日本人の「判官びいき」に火を付けた自民党都連は、完全な悪役になった。

 所属議員や党員に対する全体主義的な締め付けも、確実に裏目に出た。若狭勝衆院議員は圧力に屈さず知名度と男を上げた。出口調査では増田氏よりも小池氏に投票した自民支持者が多かった。

 増田氏の助っ人になるはずだった石原慎太郎元都知事の「大年増の厚化粧」発言は、女性票を間違いなく減らした。

 小池氏は2日の就任会見で、「都民ファースト」を掲げ、利権追及チームを設置して、徹底した情報公開を行うと宣言した。今後、五輪関連を含む、さまざまな不正が発覚して逮捕者が出るかもしれない。

 2014年の都知事選で、自民党と公明党は舛添要一前都知事を推薦した。両党の組織力で選挙に勝ったが、人選が間違いだった。今回も自民、公明両党は増田氏を推薦したが大敗した。組織依存選挙の限界が見えた。

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