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「富士総合火力演習」 自衛隊への理解を深める一般公開 (1/2ページ)

 陸上自衛隊の実弾射撃演習「富士総合火力演習」(総火演=そうかえん)が8月28日、東富士演習場(静岡県御殿場市など)で行われた。陸自は年間を通じて、日本全国で演習を行っているが、総火演は一般公開されており、日本有数のイベントとなっている。今回は、敵に占領された離島を奪回するとの想定で陸海空3自衛隊が統合作戦を展開した。

 見学はチケット制である。事前に陸自が定める方法で応募し、当選した人だけが入場券を手にできる。東日本大震災以降の自衛隊人気も重なり、今年の応募倍率は何と28倍になった。もはや入手困難なプラチナチケットと化している。

 陸自には、隊員の教育のため、専門分野を学ぶ学校がいくつかある。その中で、普通科(旧歩兵科)、機甲科(戦車部隊と偵察部隊)、特科(旧砲兵科)という陸自の根幹をなす職種について学び、指揮官を育成するのが、富士学校である。

 例えば、一般大学や防衛大学校を卒業して陸自に入隊後、幹部候補生学校を出ると、小隊長としてのスキルを習得するため富士学校に入校する。その後、中隊長やその上の幹部となる者を対象としたコースもあるため、幹部自衛官ならば、何度か同校への入校と卒業を繰り返すことになる。下士官である陸曹を対象としたコースもある。

 要するに、陸自の人員育成において極めて重要な機関なのである。

 学生たちへの教育支援に当たるのが富士教導団である。まさに「教え」「導く」部隊だ。

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