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日米共同訓練「フォレストライト01」 テロリスト想定、間合い1メートルの銃撃戦も (1/2ページ)

 日米共同訓練「フォレストライト01」が8月29日から9月8日まで、宮城県の王城寺原演習場で実施された。同訓練は、陸上自衛隊と米海兵隊により年度内に2回行われている。2016年度の1回目なので「01」としている。

 参加したのは、第22普通科連隊(宮城県多賀城市)の約400人と、第3海兵連隊第3大隊(ハワイ・オアフ島)の約270人だ。

 訓練内容は、機能別訓練と総合訓練と2つに分けられる。機能別訓練は、実弾射撃訓練やヘリを使った訓練など、それぞれ項目ごとに行う。

 数々の訓練が行われたが、今回は市街地戦闘訓練に注目したい。

 21世紀に入り、陸自では都市部での戦闘を真剣に考えるようになった。東西冷戦が終結し、地域紛争対処やテロリスト対処など、新しい戦争の形が出来たためだ。

 これまでの野戦と異なり、建物の多い市街地は狙われやすく、狙いにくいという一面がある。「扉を開けたら、敵がいた」というように、わずか1メートルの間合いで撃ち合う可能性もある。

 特殊な戦場を疑似体験するため、当初は駐屯地内を1つの街に見立てて訓練した。近隣住民への配慮から、空砲でも、なかなか射撃できないなど制約も多かった。

 そこで、実戦的な訓練を行うため、06年ごろから、全国5カ所に無人の街をつくった。その中の1つが、今回使用された王城寺原演習場の市街地戦闘訓練場だ。

 190メートル×150メートルの敷地に、銀行やホテル、スーパーマーケットなど4棟の建物や、片側2車線の大型道路、地下道などがある。室内も詳細につくられており、ホテルにはロビーや客室、銀行にはカウンターや会議室、トイレなども再現されている。

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