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「うらが」型掃海母艦 ヘリ甲板で洋上、陸上の人員輸送も可能に (1/2ページ)

 自衛隊の任務に、新しく「駆けつけ警護」が付与された。他国軍や民間支援団体が攻撃を受けた際、自衛隊の人員・装備で守るというものだ。現在、南スーダンで行われているPKO活動から適用される。

 自衛隊によるPKO活動は、1992年のカンボジア派遣から始まったが、国際平和協力法成立前の91年、自衛隊法99条にのっとり、「自衛隊ペルシャ湾派遣」が行われていた。

 実は、これが自衛隊初の海外実任務となった。任務内容は、湾岸戦争で、米国とイラク双方によってまかれた機雷を除去するものだ。

 海上自衛隊は当時、掃海艇を支援するため、掃海母艦「はやせ」(71年11月就役)や、機雷敷設艦「そうや」(同年9月就役)といった母艦機能を持つ艦を配備していた。

 ペルシャ湾で活動する掃海艇4隻をサポートするため、「はやせ」の派遣が決まる。だが、基準排水量2000トンの小さい船体のため、支援できる能力に限界があった。結局「はやせ」だけでは完全な後方支援体制を築くことができないと判断され、補給艦「ときわ」も派遣することになった。

 こうした経験を受け、掃海艇のサポートを確実にこなし、機雷敷設能力も向上させ、機雷戦をレベルアップするために掃海母艦の建造が決まった。

 97年3月19日に「うらが」、98年3月23日に「ぶんご」が就役した。この2隻を「うらが」型と呼ぶ。2隻建造されたのは、当時、第1掃海隊群と第2掃海隊群という、2つの掃海部隊があったためだ。2000年に部隊改編され、1つの掃海隊群となった。

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