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疑問だらけの死刑制度廃止と「殺したがるバカども」 寂聴氏、宗教家の資質に疑問 (1/2ページ)

 日本弁護士連合会(日弁連)は7日、福井市で開催した「人権擁護大会」で、2020年までの「死刑制度廃止」を表明する宣言案を、賛成多数で採択した。日弁連といえば、日本の弁護士全員が強制加入させられる唯一の団体である。その団体が「賛成多数で採択」となると、日本の弁護士の過半数が、死刑制度廃止に賛成かのような印象を持つ。

 実際には、日弁連会員3万7000人超のうち、今回の採決に参加したのは786人だ。賛成546人、反対96人、棄権144人。現地に行けない約98%の弁護士のための不在投票や委任状制度はなかった。以前から日弁連の主張には疑問があったが、これで謎が解けた。

 この大会で流された、作家で僧侶の瀬戸内寂聴氏のビデオメッセージがネット上で話題である。

 寂聴氏は、日本の死刑制度を「恥ずかしい」といい、「人間が人間を殺すのは一番野蛮なこと。みなさん頑張って『殺さない』って大きな声で唱えてください」。そして、「殺したがるバカどもと戦ってください」と訴えたのだ。

 内乱罪(刑法77条)や外患誘致罪(同81条)も死刑になり得るが、戦後の刑事裁判で死刑判決を受けたのは、故意に人命を奪った容疑者と、共犯者だけである。

 つまり、「殺したがるバカども」のレッテルは、死刑判決を受けた加害者にこそ貼るべきだ。

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