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韓国大揺れ、米中北が緊迫化 中国、米混乱つけ込み機密情報盗んだ (1/3ページ)

 東アジア情勢が緊迫化している。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、親友の国政介入疑惑などで窮地に立たされたうえ、同地域の平和と安全を担保してきた米国が大統領選で「分断の危機」に直面しているのだ。この機に乗じて、中国や北朝鮮、ロシアが狡猾な工作活動を仕掛けているという。戦後71年、日本は尋常ならざる国際環境の転換期に直面した。ジャーナリストの加賀孝英氏による緊急リポート。 

 「状況は極めて深刻だ。北朝鮮は韓国での騒乱を画策し、中国は大統領選で混乱する米国から機密情報を盗み出し、ロシアは偽情報を流して東アジアを撹乱(かくらん)しようとしている。自由主義陣営が危険だ」

 米情報当局関係者は厳しい表情で語った。

 驚くべき工作活動は後述するとして、現在、日本を含めた東アジアが危機的状況にある。第2次世界大戦後の秩序が激変しつつある。発端は、韓国と米国の大混乱だ。

 まずは韓国だ。ご承知のように、朴氏は大きく2つの疑惑で「死に体」に追い込まれた。

 1つは、親友の崔順実(チェ・スンシル)容疑者に機密文書を渡し、操り人形のように動いていた疑惑。もう1つは、崔氏が主導して設立した2つの財団の資金集めなどに、腹心で大統領府の前政策調整首席秘書官、安鍾範(アン・ジョンボム)容疑者と共謀して動いていた疑惑だ。

 韓国の検察当局は、職権乱用や強要未遂容疑などで、崔、安両容疑者らを逮捕しただけでなく、「今月中にも朴氏本人の事情聴取を考えている」(韓国紙記者)という。

 朴氏は4日に謝罪談話を行い、一連の疑惑を否定して「心が引き裂かれそうです」と声を震わせ、涙まで見せた。だが、この涙に「ウソつき!」と、国民の怒りがさらに爆発した。

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