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三原山に迫る“次の噴火” 全島避難から30年 (1/2ページ)

 伊豆大島の火山・三原山が噴火して全島避難をしてから11月末で30年になった。

 三原山はこの200年間、36~39年の周期で中規模の噴火を繰り返してきているから、次の噴火が近づいている可能性がある。全島避難を想定して、住民4000人が参加して避難訓練が行われた。

 伊豆大島は東京から南西へ110キロ、直径10キロほどの楕円形の島だ。最高峰三原山は758メートルだが、見えていない海中部分を入れれば2000メートルを優に超える火山の頂上部分だけが顔を出している島なのである。

 関東地方から南へ「東日本火山帯」が延びている。富士山や箱根もその一部だが、伊豆大島、三宅島、八丈島といった離島をはじめ、西之島新島など、多くの火山がこの火山帯に属している。

 火山の山頂部分だけが海上に顔を出している島は、どれも噴火があったら逃げ場がない。

 東京から580キロ南にある鳥島では、かつて島民125人全員が噴火で死亡しているのが見つかったことがある。1902年8月のことだ。島民は、アホウドリを捕獲するために移住していた。

 そのあと鳥島は無人になり、気象庁の観測所が置かれて、その職員だけが常駐する島になっていた。ここは南方海域での重要観測点だったのだ。

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