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【慰安婦問題いまだ終わらず】立ち上がる海外の日本人 日本政府を「発信する政策」に変える力に (1/2ページ)

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 私たち「なでしこアクション」が、慰安婦問題に取り組み始めたのは5年前からです。当時、米国で韓国系団体による慰安婦碑設置運動が始まりました。私たちは多くの方々に呼び掛けて、反対のメールや手紙を送る運動を展開しました。

 初めは現地の日本人の反応はほぼゼロでした。それどころか、韓国系団体に敵視され、「日本の極右の妨害だ」と散々けなされました。私が、米サンフランシスコやニューヨークに講演に行くと、「出ていけ!」とデモまでされました。

 それでも諦めずに反対の声を上げ続けていくうちに問題が周知されました。今では、慰安婦像計画が浮上すると、現地の日本人が反対の声を上げるようになりました。

 米カリフォルニア州では、「歴史の真実を求める世界連合会(GAHT)」がグレンデール市の慰安婦像撤去を求めて提訴し、この裁判が新たな像設置の歯止めになっています。カナダ・バンクーバーでも日本人が像設置を阻止しました。オーストラリアでは「豪ジャパン・コミュニテイー・ネットワーク」が、現地の人々の協力も得て反対運動を展開しています。欧州各地にも協力してくれる方々がいます。

 今年3月、ニューヨークで国連関連イベントとして「紛争時の女性の人権~女性尊重に向けて日本の取り組み」というシンポジウムを開催しました。登壇した女性たちが「慰安婦問題はもう終わらせて前に進みましょう」と英語で素晴らしい発表をしました。

 このシンポジウムに参加してくれた現地在住の女性たちが「ひまわりジャパン」というグループを立ち上げました。

 「ひまわりジャパン」の人たちが暮らす地域は、韓国系住民が多い地域です。子供たちを現地の学校に通わせる母親にとって、慰安婦問題は日常生活の安心と安全を脅かす切実な問題です。

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