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古賀元自民党幹事長、引退後も「靖国神社A級戦犯分祀」論 遺族会関係者は大困惑 (1/3ページ)

 自民党の古賀誠元幹事長(76)が、靖国神社に祭られるA級戦犯の分祀の実現に執念を燃やしている。分祀問題は小泉純一郎政権時代に一時、盛り上がったが、神社側は「一度お祀りした人を後世の都合によって取り下げることはない」との見解を崩さず、ここ数年沈静化していた。だが、古賀氏が出席した今年9月の日本遺族会九州・沖縄ブロック会議が、遺族会中央本部に議論を促すよう採決したと報じられた。遺族会関係者は「採決した覚えはない」と困惑する。

 「靖国こそ、日本民族が感謝できる施設として残しておかないとならない。取り除かなければならないものは取り除き、もっといい方法があればそうしよう。そういう議論をしてくれと言っている」

 今年9月14日に那覇市で開かれた日本遺族会九州・沖縄ブロック会議。約50人の出席者を前に、福岡県遺族会連合会会長を務める古賀氏は、靖国神社の分祀問題について日本遺族会で議論するよう促す決議を求め、語気を強めた。

 ただ、宮崎県の代表が賛成するのみ。大半が分祀問題に賛否を表さず、長崎県代表は反対の姿勢をとった。

 中央本部への要請など重要事項は出席者の過半数の賛成が必要とされ、同ブロック事務局は「ブロックとして要望はしなかった」との考えを持つ。

 ただ、同ブロック会議を報じた翌日の地方紙を読んだ長崎県連合遺族会の山下裕子会長は困惑した。「(分祀問題についての議論を始めるよう)遺族会中央本部に申し入れたいと提案し、承認された」とあったからだ。記事は、古賀氏が記者の取材に答える形だった。

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