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動き出した統合機動防衛力 中国海軍艦艇の情報収集も…「有事前」にらみ情報・監視・機動力アップ (1/2ページ)

 陸上自衛隊は今まさに「統合機動防衛力」の構築に向けて、動き出している。その基礎となったのは、2013年12月に閣議了承された「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱について(25大綱)」である。

 特に平時でも有事でもない「グレーゾーンの事態」にどう対処するかが重視されている。有事に至る前に「情報収集」「警戒監視」「偵察活動」をいかに行っていくかが、重要なのである。

 そこで日本最西端の沖縄県・与那国島に昨年3月、与那国駐屯地が開設された。これまで沖縄本島以南には駐屯地はなかった。防衛空白地帯への進出である。西部方面情報隊や沿岸監視隊を置き、主に中国海軍艦艇の情報収集を行っている。

 今後は石垣島や宮古島にも駐屯地ができる。こちらには情報収集部隊だけでなく、警備部隊も配置する計画だ。

 有事となれば、陸海空自衛隊は統合され、部隊を戦力が必要とされる場所に機動展開させていく。その1つの手段として、MV-22Bオスプレイの配備を決めた。15年度予算で5機を調達済みだ。最終的に17機を配備する。

 オスプレイの拠点候補には佐賀空港(佐賀県)が挙がっている。沖縄県の負担軽減の一環として、木更津駐屯地(千葉県)に米海兵隊のオスプレイの整備拠点を作る。佐賀県との折り合いがつかない場合、木更津駐屯地を陸自オスプレイの拠点とする考えもある。

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