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電波部で北朝鮮、中国、ロシアの通信傍受…無人偵察機も配備する「防衛省情報本部」 (1/2ページ)

 世界に衝撃を与えた「金王朝の異端児」こと、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏の暗殺事件。映画や小説の中だけでなく、工作員が隠密裏に活動していることを、われわれは改めて知った。

 事件直後から、これが北朝鮮の仕業であると確信し、「毒劇物によるテロ」「暗殺計画は5年前からあった」などと発信しているのが、韓国の情報機関「国家情報院」である。各国の情報機関は、自国に有益な情報をもたらすため、国内外で情報収集を行っている。

 日本の防衛省も、対外的な情報を取る専門部隊を有している。防衛庁時代から、防衛局や陸海空幕僚監部内にそれぞれ独自に情報収集を行うセクションを有し、活動を行ってきた。

 東西冷戦が終結し、対テロ・地域紛争の時代に突入すると、より情報収集が重要になってきた。「国際テロリストの暗躍」「サイバー攻撃」「大量破壊兵器の拡散防止」など、安全保障環境はよりグローバル化し、複雑で不確実なものへと変貌を遂げた。

 そこで、これまでの縦割り体制の情報収集に横軸を通し、一元管理すべく、1997年1月20日、統合幕僚会議内に情報本部が設置された。2006年3月に統合幕僚監部が新設されたのに伴い、情報本部は防衛庁長官直轄部隊となり、現在は防衛相直轄部隊となった。

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