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世界中が震撼、北のミサイル4発同時発射 イージス弾道ミサイル防衛、SM-3発射し大気圏外で迎撃 (1/2ページ)

 北朝鮮は6日早朝、突如として弾道ミサイル4発を発射し、うち3発を秋田県・男鹿半島沖約300キロという日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下させた。飛行距離が約1000キロ、高度約260キロのため、懸念されている米本土まで届くICBM(大陸間弾道弾ミサイル)ではなく、スカッドERやノドンの可能性が高い。

 1日スタートした米韓合同軍事演習や、韓国に配備開始された米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」への抗議の意味を含めた威嚇とも受け取れる行動だ。

 これまでも、北朝鮮は1日数発のミサイルを発射したことはあった。だが、今回看過できないのは、4発が同時に発射された点だ。

 現状では、まだまだミサイル迎撃能力は完全ではない。1発に数発で対処し、何とか撃墜に成功する程度だ。4発もの弾道ミサイルを撃ちこまれたら、飽和状態となり、撃ち漏らす可能性が高い。このため、今回のミサイル発射は世界中を震撼(しんかん)させた。

 弾道ミサイル防衛(BMD=Ballistic Missile Defense)システムの1つに、イージス艦の高い防空能力を生かしたイージスBMDがある。90年代から米国中心で研究開発を進めてきた。

 弾道ミサイルは大きく分けて3つの段階を経て、目標へと到達する。

 発射直後の「ブーストフェイズ(上昇段階)」、弾頭を分離し、宇宙空間を慣性飛行している「ミッドコース・フェイズ(中間段階)」、目標に向けて降下中の「ターミナル・フェイズ(終末段階)」だ。

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