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年金破綻論がはびこるワケ 危険性強調で得する人たち…理解したい3つのポイント (1/2ページ)

 年金制度について、「ちゃんともらえないのではないか」「破綻するのではないか」などと思ってしまっている人も少なくない。

 それは、年金への不安をあおるメディアや政治家が多いからだろう。これだけ「危ない、危ない」と連呼されれば、心配になるのも無理はない。

 年金について国会審議がなされると、野党はすぐに「年金カット法案」などとレッテル貼りをして猛反対し、メディアも盛んに「年金が危ない」「破綻する」などと騒ぎ立てる。

 では、年金は本当に危ないのか。筆者の答えは「きちんと制度運用していれば大丈夫」である。もちろんメチャクチャな制度改悪や経済政策運営をすれば別だが、現状の制度をきちんと運用すれば「破綻する」などと大げさに悲観する必要はない。

 にもかかわらず、なぜ日本では「年金が危ない」という議論ばかりが百出するのか。それは、「年金が危ない」ということを強調することで得になる人がいるからだ。

 財務省や厚生労働省は、もちろん表立ってそうは言っていない。だが、「年金が危ない」という主張が世間でまかり通っていたほうが得な面がある。

 財務省は消費税の増税を目指しているが、実現するためには社会保障への不安が高まっているのに越したことはない。

 一方、厚労省にとって年金は、「利権」や「天下り」の源泉になっているといえる。もし、必要以上に「安心」を唱えてしまったら、そのうまみを削られかねない。

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