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香港独立に習近平指導部が圧力「前途はない」…地元紙記者「裏切り者は干すとの脅迫だ」 (1/2ページ)

 香港政府トップを選ぶ26日の行政長官選挙を前に、中国の習近平指導部が圧力を強めている。北京で行われた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、政府活動報告で「香港独立」に初めて言及し、独立に「前途はない」と牽制(けんせい)。中国への返還から20年を迎える7月に就任する新長官について「中国の信任が条件」と繰り返し、香港民主派は「介入だ」と反発している。

 ◆要求ではなく「脅迫」

 「中国には長官選に関与する権利がある」「中国経済の特急列車に香港の座席は用意してある。(政治など)無駄なところに力を注ぐべきではない」。香港各紙によると、張徳江・全人代常務委員長(共産党序列3位)は6日、全人代の香港代表団の会議で強調した。

 長官選は親中派が多数を占める選挙委員会(定数1200)で選ばれる。習指導部は、かつて香港政府ナンバー2の政務官を務め、中国の立場を理解する林鄭月娥氏を支持しているとされ、張氏の発言は、林鄭氏に投票するようにとの親中派への「要求」だと受け止められた。

 香港紙の3月上旬の世論調査によると、前財政官の曽俊華氏が林鄭氏を6.9ポイント引き離し、41.2%と支持率トップを走る。親中派には曽氏の「隠れ支持者」がいるとされ、地元紙記者は「裏切り者は干すとの脅迫だ」と張氏の発言の狙いを解説する

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