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決算もできない東芝の悲惨 「宝」の半導体事業手放し、原子力は引き取り手不在に (1/2ページ)

 東芝は決算発表を再度延期した。米原発子会社株の売却や、半導体関連事業への産業革新機構や日本政策投資銀行の出資案も取り沙汰されているが、東芝本体は今後どうなるのか。

 東芝はもはや一つの会社として認定されていない状態だ。決算発表は会社としては最低限のイロハだからだ。

 そもそも決算とは過去の財務状態を記述するだけなので、問題が生じるだけでおかしい。過去はすでに起こったもので、いまさら書き換えるものでないからだ。

 暫定的に公表された2016年10~12月期業績も、2000億円程度の債務超過になっており、年度での債務超過の解消は絶望的だ。

 東芝にとって悪いニュースは続いていて、原発問題に加え、米国産LNG(液化天然ガス)事業でも損失が出る恐れがあると見込まれている。

 いつつぶれてもおかしくない、というか、既につぶれたのと同じともいえる状況に置かれている。

 東芝の財務問題については、2年以上前から報じられてきた。過去の決算ですでに7000億円超の大幅な赤字を出しており、以前から会計の操作は行われていた。ところが当初の報道では、「不適切会計」という用語が使われていた。

 これについては「東芝出身の元東証会長を守るため」など、の憶測もあった。さまざまな噂が飛び交うなか、不正会計問題は西田厚聡氏、佐々木則夫氏、田中久雄氏の歴代3社長の辞任をもって幕が引かれた。しかし、ついに力尽きてしまった。

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