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【小池百合子 強く、そしてしなやかに】朝鮮半島情勢「危険レベル」への備え怠るな 小池氏、拉致問題「都内在住者、都内で失踪は4人もいる」 (1/2ページ)

 国会、東京都議会で「証人喚問」が相次いでいる。いずれも「いつ、誰が、何を、どうした、どう決めた」を検証し、明確にするためのプロセスだ。1つ1つの積み重ねが、人々の信頼や納得の基礎になる。一方で、こんな時こそ、「鳥の目」で全体を俯瞰(ふかん)する必要がある。

 米国のドナルド・トランプ大統領は、北朝鮮の核・ミサイルによる挑発を強く批判している。今月6日のミサイル4発同時発射に続き、22日にも発射が行われたと伝えられている。今回は失敗したようだが、確実にミサイル性能の向上につながっているはずだ。武器輸出は北朝鮮にとって数少なくなった外貨獲得の重要な手段なのだから。

 先に日本、韓国、中国を訪問したレックス・ティラーソン米国務長官は朝鮮半島情勢が「危険レベル」にあると警告した。「対話」を前提とした対北朝鮮政策は「失敗だった」と語るティラーソン氏はじめ、米国は新たなアプローチを模索している。

 4月にはトランプ氏と中国の習近平国家主席との米中首脳会談が行われる。鍵を握る両国がどのような答えを見いだすのか、日本は高みの見物とはいかない。安倍晋三首相は「脅威は新たな段階になっている」と説明しているが、国内の反応はいまひとつだ。

 北朝鮮の核ミサイルの脅威に直面する中で、注目したいのは「国連平和維持活動(PKO)日報問題」だ。「ない」と説明していた日報が、「実は最初から保管されていた」。日本の防衛をつかさどる組織で起きた問題が、時に命を顧みず任務につく現場の士気に影響はないのか。国民の信頼は取り戻せるのか。残念ながら不安は残る。

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