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ソマリア沖の派遣海賊対処行動支援隊…護衛、パトロール、拠点警備が3柱構成 (1/2ページ)

 アフリカ北東部・ジブチ国際空港の一角に、海上自衛隊が派遣海賊対処行動の拠点としている場所がある。ドラム缶のような大型サイズの土嚢(どのう)が何段にも積み重ねられ、巨大な壁を作っているため、中をうかがうことはできない。

 壁の切れ目にあるゲートでは、肩から小銃をかけた自衛官が厳しいまなざしを通りに向けている。事前に許可を得ているとはいえ、その前を通ることをはばかられてしまうほどの警戒ぶりだ。

 ゲートに近づくと、「コンニチワ!」と声をかけられる。現地雇用のセキュリティー・チームで、フレンドリーに話しかけてくる。厳重警戒ぶりと、かけ離れた落差に驚くが、それも一瞬のこと。手荷物検査では、事前に申請したものしか持ち込めない。金属探知機を用いた身体検査も行われる。いくつかの手続きを経て、ようやく中へと入ることができた。

 ソマリア沖アデン湾の「海賊」対処を任務とする派遣海賊対処行動部隊は、3つの柱で構成されている。

 艦艇を用いてソマリア沖・アデン湾を航行する船舶を護衛する「派遣海賊対処行動水上部隊」、航空機によりパトロールを行う「派遣海賊対処行動航空部隊」、そして、拠点の警備および管理業務を行う「派遣海賊対処行動支援隊」だ。

 支援隊は約110人(海自30人、陸自80人)で構成されている。業務隊と警衛隊、警務隊と3つの部隊からなる。ゲートを守っていたのが警衛隊である。国内治安が安定しているジブチとはいえ、隣国のソマリアから武装勢力が流れ込んでおり、市内で爆破テロが発生したこともある。

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