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【共産党研究】ロシア革命から100年 必然ではなかった社会主義への移行 (1/2ページ)

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 今年2017年は、ロシアの10月社会主義革命から100周年にあたる。この革命が世界に与えた影響は巨大なものがあった。1919年には、レーニンの強い意向でコミンテルン(共産主義インターナショナル)が結成され、ヨーロッパやアジアの国々にコミンテルンの支部が結成されていった。22(大正11)年には、日本でもコミンテルン日本支部(現在の日本共産党)が結成された。

 共産主義の理論は、マルクスやエンゲルス、レーニンらによって作り上げられたものだが、その最大の核心は「資本主義から社会主義への移行は、世界史的必然だ」とされたことにある。

 当時の日本では、共産党は非合法であった。結成直後から激しい弾圧に遭った。それでも若者は共産主義に憧れ、共産党に入党した。なぜか。日本でもロシアのような革命が起こると信じ込まされていたからである。

 私はもちろん戦後の入党だが、次のように聞かされたものだ。

 「今世界の3分の1の人が社会主義の下で暮らしている。世界は、資本主義から社会主義へ音を立てて変化している。これは必然なのだ。この社会発展の流れに君も身を投じようではないか。歴史を前に進めるその主役は君たち若者だ」

 第2次世界大戦後、東欧の国々や中国などで共産党政権が誕生したが、発達した資本主義国で社会主義に移行した国など1国もなかった。資本主義の発展が社会主義への移行を必然にするというのが、マルクスの理論であったがそんな国は、ついに現れなかった。

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