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【共産党研究】主役気取り…無理筋な都議選戦略 意味不明な対決構図は、共産党自身の足をもつれさせるだけ (1/2ページ)

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 共産党の志位和夫委員長は4月17日、東京国際フォーラムで行った演説会で、東京都議選(7月2日投開票)の本当の対決構図は、「自民・公明対日本共産党」だと位置付けた。

 だが、都議選の最大の焦点は、「小池百合子都知事が事実上率いる地域政党『都民ファーストの会』がどこまで勢力を伸ばすか」「前回59人全員当選を果たした自民党が議席減をどこまで食い止めることができるか」ということにあることは、常識ではないか。

 ましてや、公明党は都民ファーストの会と選挙協力するとして、自民党とたもとを分かっている。自民党の高木啓都議は「公明との仁義なき戦いになる」とまで言っている。この自公を一体のものと見なすのは、あまりにも無理筋である。

 なぜ、こんなあり得ない構図を描くのか、理由は2つある。

 1つは、選挙の関心が、都民ファーストの会と自民党にあてられることによって、共産党が埋没することを恐れているからだ。

 もう1つは、志位氏が演説で小池都政に対し、「都民の願いにこたえた前向きの変化」もあるが、「同時に、ゆがみを引きずった問題点もかなりある」と指摘し、是々非々の立場だとしている。だが、実際は、小池氏の圧倒的な人気の前に、小池知事との全面対決は避けたいのだろう。

 都議選で共産党は、多くの選挙区で小池氏率いる都民ファーストの会とも激突することになる。実際の選挙では、選挙区によっては都民ファーストの会との対決構図も生まれてくる。そこで自民党、公明党を悪者に仕立て、両党との対決構図を意図的に作り上げようとしているのだ。

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