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仏大統領選のカギ握る失業率 雇用確保で優位なルペン氏、勝利なら“ユーロ・ショック”も (1/2ページ)

 仏大統領選はマクロン前経済相と、国民戦線のルペン党首の決選投票となる。

 4月23日の第1回投票は、マクロン氏、ルペン氏、フィヨン元首相、メランション元左派党共同党首という順番になったが、誰も過半数に達しなかった。

 敗れたフィヨン氏はマクロン氏支持へ、メランション氏はマクロン氏とルペン氏のどちらへの支持も表明しなかった。

 今のところ、中道無所属のマクロン氏が、幅広い支持を集めているが、右派のルペン氏も、トランプ米大統領のように直前で追い上げる可能性も地力もあるので、あなどれない有力な対立候補である。

 いずれにしても、マクロン氏もルペン氏も既存政党出身でなく、最後の最後まで予断を許さない大統領選になるだろうし、現時点でマクロン氏がリードしているからこそ油断禁物である。

 両者の経済政策は好対照だ。マクロン氏は、欧州連合(EU)や単一通貨ユーロの枠組みを堅持し、合法的な移民についても受け入れるとしている。内政では、公務員・議員定数削減を行いつつ、法人税減税や失業保険創設などを訴えている。

 一方、ルペン氏は、自国優先主義を主張している。具体的には、ユーロからの離脱と旧通貨フランの復活、外国人を雇用する企業への追加課税、輸入品への3%関税-といった政策を掲げている。

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