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神戸山口組、新組織の“硬軟”切り崩し激化 復帰猶予の一方で組員締め出し占拠 「すでに数団体が山健組に戻った」証言も (1/2ページ)

 指定暴力団神戸山口組(兵庫県淡路市)が、有力直系組長が離脱して結成した新組織「任侠(にんきょう)団体山口組」に対して、硬軟織り交ぜた切り崩し工作を展開している。分裂の中心人物となった一部の元直系組長を除き、離脱組織に対して復帰を促すための猶予期間を設定する一方、一部の離脱組織の組事務所を占拠したとの情報もあり、攻防戦を繰り広げている。

 新組織は4月30日、神戸山口組の中核組織・山健組の織田絆誠(よしのり)・元副組長(50)を代表として結成された。現時点で参加した直系組長は織田代表と新組織の本部長に就任した池田幸治・真鍋組組長(50)ら3人を始め、山健組の約3分1となる30団体にとどまっているが、勢力は流動的で、神戸山口組との間で組員の引き抜き合戦が続いているとみられる。

 神戸山口組から当初5人以上の直系組長が離脱するとの情報があったが、神戸山口組は先手を打つ格好で4月29日に直系組長らを集めて神戸市内で緊急会合を開き、組織の引き締めを図った。

 神戸山口組は織田代表と池田本部長の2人に対しては組織からの永久追放を意味する絶縁処分にしたものの、追従した山健組傘下組織の幹部らへの処分はいったん保留。10日間の猶予期間を設けて組織への復帰を促しているという。

 「すでに数団体が山健組に戻ったようだ。新組織の役職についた人物が、このまま進むか引くかで揺れているとの話もあるなど情報が錯綜しており、分裂した双方による情報戦が激化している」(暴力団関係者)

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