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【永田町・霞が関インサイド】権力闘争に決着? ホワイトハウス、トランプ・ファミリー化 (1/2ページ)

 ホワイトハウスに異変が起こりつつある。

 ドナルド・トランプ米大統領周辺で激しい権力闘争が展開されていると、メディア各紙が報じているが、どうやらその決着がついたようだ。

 その契機となったのは、トランプ氏の長女、イバンカさんが3月20日付で大統領補佐官に就任したことだった。そして、公式発表されていないが、イバンカさんは4月中旬から、ホワイトハウスのウエスト・ウイング(西棟)2階の最も大きい執務室-同1階にある大統領執務室(オーバル・オフィス)の真上を専有しているのだ。

 その西隣に、先週のコラムで書いたディナ・パウエル大統領次席補佐官(国家安全保障担当)の執務室がある。

 イバンカさんが入った執務室は、それまでピーター・ナバロ国家通商会議(NTC)委員長が使用していた。要は、ナバロ氏が体よく放り出されて、同じ2階北側奥の空き部屋に移ったのだ。

 対中強硬派で知られるナバロ氏は政権発足当時、「影の大統領」と呼ばれて権勢を誇ったスティーブン・バノン首席戦略官を筆頭に、ケリーアン・コンウェイ大統領顧問、パウエル氏の前任者のキャスリーン・マクファーランド前大統領次席補佐官(現シンガポール大使)らと一大勢力を築いていたのだ。

 ところが、4月10、11日の米中首脳会談以後、大統領の娘婿、ジャレッド・クシュナー大統領上級顧問とイバンカ顧問夫妻、そして、ジェームズ・マティス国防長官(陸軍大将)と、ハーバート・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当=同中将)の連合軍との確執に敗れたのである。

 この「トランプ・ファミリーとゼネラル(将軍)連合」の特色を一言でいうと、実務経験に根ざした現実派である。

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