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【昭和のことば】「F・Fする」(昭和60年) 後世に残るインパクトを与えた「写真週刊誌」時代 (1/2ページ)

 「フォーカスする」ということばは本来、「(カメラの焦点を合わせることから)注目する。選択範囲の中から絞り込む」などの意味になる。だが、1981(昭和56)年に、写真週刊誌『FOCUS』(新潮社)が発刊され、「スキャンダルを暴く、盗み撮りする、踏み込んで決定的写真を撮る」などの意味に転化した。

 その後、写真週刊誌は一大ブームとなり、後続の『FRIDAY』(講談社)、『FLASH』(光文社)、『TOUCH』(小学館)、『Emma』(文藝春秋)などが次々と創刊され、ついにこの年、代表格の『FOCUS』『FRIDAY』の頭文字を取った「F・Fする」ということばが生まれた。

 この年の主な事件は、「横綱北の湖、体力の限界を理由に引退」「暴力団山口組竹中正久組長ら短銃で襲われ2人即死、組長翌日死亡。山口組と一和会の抗争激化」「田中角栄元首相自宅で倒れ、東京逓信病院に入院」「日本電信電話株式会社(NTT)、日本たばこ産業会社発足」「男女雇用機会均等法、可決成立」「豊田商事永野一男会長刺殺される」「JAL123便ボーイング747型ジャンボ機、群馬県御巣鷹山に墜落。乗員乗客520人死亡」「三光汽船、会社更生法の適用を申請」「中曽根康弘首相ら閣僚、初の靖国神社公式参拝」など。

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