記事詳細

自民党「麻生派」拡大のワケ 狙いは「ポスト安倍」か「キングメーカー」か 派閥抗争に火をつける可能性も (1/2ページ)

 麻生太郎副総理兼財務相率いる「麻生派」が、自民党第2派閥に躍り出る。麻生氏と山東昭子元参院副議長、佐藤勉衆院議院運営委員長が15日夜、都内ホテルで会談し、7月上旬にも新派閥を立ち上げることで合意したのだ。事実上、麻生派による吸収合併だ。麻生氏は、安倍晋三首相の盟友でもあり、後見役でもある。麻生氏は何を狙っているのか?

 「単なる数合わせじゃない」「党内でいたずらに対立をあおるつもりはない」

 麻生氏は15日夜、会談後の記者会見で、こう強調した。自民党内には麻生氏の勢力拡大を懸念する声があり、それを打ち消そうとしたのだ。

 新派閥は、麻生派(44人)と山東派(11人)、佐藤グループ(6人)が参加し、60人規模となる。これで額賀派(55人)を抜き、安倍首相の出身派閥で、党内最大の細田派(96人)に次ぐ勢力になる。

 会長には麻生氏が、会長代行に山東氏、会長代理に佐藤氏が就任する。安倍首相を支えながら、自民党内に「新たな保守本流の受け皿」を目指す。自派から総裁候補を出すことや若手の育成も確認した。

 勢力拡大の狙いについて、麻生氏は「きちんとした政策を立案できる政策集団として研鑽(けんさん)していかなければならない」と説明したが、これを額面通り受け取る向きは少ない。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう