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【山口組3分裂】両組織に2つの古川組…偽装離脱説を打ち消す「神戸」直系組織の並存 (1/2ページ)

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 任侠団体山口組は4月30日、神戸山口組の直系組織だった古川組(兵庫県尼崎市)の本部で結成式を行い、一部メディアを招き入れて「決意表明」を述べる異例の記者会見を開いた。

 織田絆誠(よしのり)代表(50)は会見場に姿を見せず、ともに神戸山口組から離脱した直系組織・真鍋組の池田幸治組長(50)らが出席したが、居並ぶ新組織幹部らの口からは、古巣である神戸山口組の井上邦雄組長と、井上組長がトップを兼ねる中核組織の山健組幹部への痛烈な批判が次々と飛び出した。

 批判は「金銭の吸い上げ」「当代(井上組長)の出身母体(山健組)へのひいき」「当代が進言、諌言を一切聞かない」と続き、「神戸山口組の現実は(6代目山口組の)名古屋方式にも劣る、それ以下の悪政」とまで言い切った。

 一連の批判からは新組織結成への固い意志が感じられるが、警察当局には今回の動向を「偽装離脱」と見る節がある。

 神戸山口組は6代目山口組との抗争で、昨年5月に岡山市で直系組織・池田組の若頭、同年10月に和歌山市内で山健組の組員が命を落とした。

 それでも目立った報復行動に出ていないのは、警察当局が暴力団対策法に基づき、抗争が激化すれば両組織の活動を厳しく制限することができる「特別抗争指定暴力団」への指定があるからだとみられている。

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