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中国の邦人拘束 欧米は交渉で救出 取り残される日本 (1/2ページ)

 中国当局がスパイ行為に関与したとして外国人を拘束する事件は後を絶たないが、欧米諸国では外交交渉を通じて国民を“救出”したケースが目立つ。一方、2015年以降に拘束された日本人男女のうち4人は拘束から約2年を迎えるが、早期釈放に向けた日本政府の強力な外交努力は確認できない。

 4月末、中国当局に約2年間拘束されていた米国人女性実業家が釈放され帰国した。女性は米連邦捜査局(FBI)のために情報収集を行っていたとして15年3月に広東省で身柄を拘束され、その後スパイ罪で起訴されていた。

 「女性の釈放にはティラーソン米国務長官が役割を果たした。こうした問題に対してトランプ政権が沈黙しないことの表れだ」。釈放運動に関わった米国の非政府組織(NGO)関係者は、米メディアにこう語った。

 ティラーソン氏は3月に国務長官として初訪中した際、中国側と釈放に向けて交渉。トランプ大統領と習近平国家主席との初の首脳会談から約3週間後、女性は懲役3年半の有罪判決を受けた上で釈放された。

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