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最大の特徴は砲塔を水平に保つ油気圧サス姿勢制御 配備から40年、いまなお現役「74式戦車」 (1/2ページ)

 国産2代目戦車となる「74式戦車」は、配備からすでに40年がたつ。陸上自衛隊が保有する戦車の中で最も古株ではあるが、いまなお現役として、日本全国に配備されている。

 陸自が創設されると、米軍から第二次世界大戦中の戦車を供与され、訓練を重ねていった。日米が戦車の重要性を再認識したのが1950年に始まった朝鮮戦争だった。

 戦車を1両も持っていなかった韓国軍は、ソ連軍からT-34戦車を貸与された北朝鮮軍にまったく歯が立たず、一時は釜山近郊まで追い詰められる猛攻撃を経験している。

 陸自は、戦車部隊の整備と合わせ、国産戦車開発も行った。こうして誕生したのが61式戦車である。主砲に90ミリライフル砲を採用し、総重量も約35トンと全体的にコンパクトな車体が特徴だ。

 しかし、すでに世界の戦車事情は105ミリ砲が主流となっていた。ロシアに至っては115ミリ砲を装備したT-62の配備を開始しており、日本は一歩後れをとった形となった。砲が大きければ、それだけ打撃力が強いことを意味するからだ。東西冷戦当時の仮想敵にスペック上で劣るということは、弱点以外の何物でもない。

 そこで、61式戦車の量産化が進む中、64年から新戦車開発がスタートする。目指したのは世界水準である105ミリ砲を搭載すること。

 こうして約10年の歳月をかけ、74式戦車が誕生した。しかし砲身は国産化できず、英国の戦車砲をライセンス生産することとなった。

 74式戦車は、車長、操縦手、砲手、装填(そうてん)手の4人で運用する。重量は38トンに抑えた。

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