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正恩氏暴走のツケ、中朝関係過去最悪 北当局者、貿易関係者に「破局的破綻を覚悟せよ」 (1/2ページ)

 国際社会の懸念を無視し、暴走を続ける北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は大きなツケを払うことになりそうだ。今月の2回にわたる弾道ミサイル発射に先立ち、中国と取引する貿易関係者らに対し「破綻を覚悟するように」と当局者が求めたというのだ。中国との関係は、1948年の建国以来、最悪の状態との見方も浮上している。

 5月初旬、中朝国境付近のある都市で、北朝鮮当局者から衝撃的な発言が飛び出したという。情報を入手した麗澤大客員教授の西岡力氏が次のように明かす。

 「『中国に対する大いなる幻想を持たずに仕事をせよ。緊張する現情勢により、中国と取引する企業所は破局的破綻を覚悟して対策を立てよ』というものだった」

 集められていたのは、中朝貿易の関係者ら。中国との関係が今後さらに悪化することを、あらかじめ知らせた行動のようにもうかがえる。

 北朝鮮は今月14日と21日に弾道ミサイルを打ち上げたが、14日の発射は中国のメンツをつぶすインパクトがあった。当日は、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する初の国際会議の開幕日だったのだ。

 習近平国家主席が提唱し、中国にとっては今年最大の外交イベントとの位置付けだった。会議には、北朝鮮代表団も招かれていた。

 「中国との関係は建国以来、最悪ではないか」。西岡氏は現在、北朝鮮は中国とギリギリのラインでにらみ合いを続けており、「核実験をあきらめてはいないと思うが、米国と中国両方を敵に回すことになるから、タイミングをみるのではないか」と指摘する。

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