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正恩氏「無力化」へ 安倍&トランプ氏、G7で“攻めの外交” 北放置すればシリアやISに核ミサイル拡散の恐れ (1/2ページ)

 安倍晋三首相と、ドナルド・トランプ米大統領が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権の「核・ミサイル完全放棄」に向け、攻めの外交を展開する。イタリアで26日に開幕した先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)で、各国首脳に対北朝鮮制裁の完全実施を呼びかけるのだ。G7以外にも、制裁の「抜け穴」となっている中国を牽制(けんせい)する意味でも、日米同盟に欧州も巻き込んだ「対北包囲網」の構築が不可欠だ。

 「北朝鮮の問題はいまや東アジアだけではなく、世界にとっても重大な脅威だ。その認識を共有し、G7で一致結束して毅然(きぜん)と対応していく。議論をリードしていきたい」

 安倍首相は出発前の25日、こう意気込みを示した。

 北朝鮮を、世界最強の米軍が包囲する緊迫状況が続くなか、G7首脳が一堂に会するサミットは、イタリア南部シチリア島の高級リゾート地タオルミナで開かれる。

 日本政府関係者によると、安倍首相は参加する全首脳との個別会談を行う方向で調整に入った。

 狂気の指導者、正恩氏率いる北朝鮮は、今年に入って8回もの弾道ミサイル発射を強行した。14日に打ち上げた新型中距離弾道ミサイル「火星12」は、射程が5000~6000キロ超に達し、米アラスカ州も狙えるとの見方がある。

 安倍首相はサミットを通じ、北朝鮮が「世界の脅威」になっていることに加え、制裁の完全履行には、中国の役割が重要だという認識を共有したい考えだ。

 その裏には、中国が制裁の「抜け穴」となっている実情がある。

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