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アングラ社会で衝撃!回覧された絶縁状 三つどもえの山口組、「地殻変動」ウラ側で入り乱れる思惑 (1/5ページ)

 国内最大の指定暴力団6代目山口組(神戸市、司忍組長=本名・篠田建市)が平成27年8月に分裂、離脱グループが指定暴力団神戸山口組(兵庫県淡路市、井上邦雄組長)を結成してから約1年8カ月が経過した今年4月30日、神戸山口組が再分裂し一部の幹部が任侠団体山口組を結成した。主導権をめぐる組織内での派閥争いが原因とみられる。今、暴力団社会の中で地殻変動が起きている。

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 ■回覧された絶縁状

 神戸山口組から離脱したグループが新組織「任侠団体山口組」の結成を表明した4月30日以降、「絶縁状」と称する書面が暴力団業界に回覧された。

 書面には、「右の者 任侠道に反して不都合の段多々有り」「平成二十九年四月三十日付を以て絶縁と決定致しました」などと記載され、書面の最後には菱形の代紋とともに、「神戸山口組本部」とひと際目立つ大きさで記されている。

 任侠道に反した右の者とは、任侠団体山口組を結成した中心人物で、同組の織田絆誠(よしのり)代表=本名・金禎紀=と真鍋組の池田幸治組長の2人。

 いずれも神戸山口組の幹部だった人物で、絶縁状が出回る数日前から、特に織田代表は神戸山口組の中核組織「山健組」の最高幹部だっただけに、離脱自体の情報の真偽や、離脱が事実であった場合の意図や目的などについて情報はアングラ社会の間で衝撃的に駆け巡った。

 4月29日に神戸山口組本体と山健組が相次いでそれぞれ緊急に会合を開いたが、織田代表らは姿を見せず離脱が決定的になり、飛び交う情報は離脱の真意を巡り再び錯綜(さくそう)した。

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