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ロシアはトランプ氏の致命傷か 議会共和党が距離取れば政権は事実上の死に体に (1/2ページ)

 トランプ政権とロシアとの関係をめぐる疑惑が米国で大きな話題になっている。情報機関に捜査への圧力をかけたなどと指摘されているが、米政権の外交や内政、経済政策にどのような影響が出てくるのか。そして、トランプ氏が大統領の座を追われる事態にまで発展する可能性はあるのだろうか。

 トランプ氏は共和党候補として大統領選に当選したが、共和党にとっては必ずしもイチ押しの候補ではなく、主流派と対立する異端の存在でもあった。共和党の大統領と議会多数派の共和党で政策が進められていくはずが、どこかまだギクシャクしている。その典型が「オバマケア」(医療保険制度改革法)の見直しだ。

 そうした状況の中、ロシアとの問題は、トランプ政権にとって致命傷となる恐れもある。

 まず、トランプ氏を議会で支えるべき共和党としては、政策で多少意見が合わない程度ならば問題はない。しかし、トランプ氏がロシアと通じていたとなると話は別だ。ロシアだけは許せないという共和党員は少なくない。

 今後もロシアに関する疑惑が出続けるようなら、共和党はトランプ氏と距離を置くだろう。すると、外交や内政、経済政策は、これまで以上にうまくいかなくなる。その先に大統領弾劾を見据えているからだ。

 弾劾については、合衆国憲法第2条で「大統領、副大統領及び合衆国の全ての文官は、反逆罪、収賄罪又はその他の重罪及び軽罪につき弾劾され、かつ有罪の判決を受けた場合は、その職を免ぜられる」とある。その手続きは、下院の過半数で訴追され、上院で裁判し、3分の2以上の同意で有罪となれば罷免される。

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