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【瓦解する中国】習政権揺るがす“江沢民派” 敵モードの北朝鮮も名指しで非難 (1/2ページ)

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 世界のマスコミは、就任100日を過ぎたドナルド・トランプ米政権に対するネガティブキャンペーンに余念がない。ならば中国はどうなのか?

 習近平国家主席が、中国共産党総書記に就任して5年目、秋には第19回党大会を迎える。節目の年とはいえ、依然ガタガタしているどころか、ますます混迷の度合いを深めている。

 「郭伯雄と徐才厚の毒を徹底的に流し、その影響力を無くす」

 習氏が南部戦区の陸軍機関に赴いた4月下旬、こう語ったことが報じられた。胡錦濤政権時代に軍制服組の最高位、中央軍事委員会副主席だったのが“江沢民派”の2人、郭伯雄、徐才厚両氏である。

 習政権の発足後、第一副主席の郭氏は収賄罪に問われ、昨年7月に無期懲役が言い渡された。また、「先軍政治」の北朝鮮・金王朝と長く一心同体だった瀋陽軍区(現北部戦区)を出身母体とする「吉林●(=邦の下に巾)」の徐氏も、2015年10月に前立腺がんで獄中死している。党籍や上将の階級を剥奪された両氏の妻子ら家族も、拘束されている。

 この数年、習氏は、序列6位の王岐山・中央規律検査委員会書記を旗振り役に「トラもハエもたたく」と宣言し、獄中のみならず、死刑や自殺(毒殺?)、病死など、敵対勢力を次々と鬼籍に追い込み、粛清に邁進(まいしん)してきた。それなのに“江沢民派の毒牙”によって政権運営はいまだ阻まれ、軍も完全に掌握できず権力闘争中なのだ。

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