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中国「一帯一路」ワンマンショーだったのか プーチン氏が“被害”者に?欧米メディアがマイペース批判 (1/3ページ)

 中国が掲げる現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際協力サミットフォーラムが5月14、15の両日、北京郊外で開かれた。ロシアのプーチン大統領ら29カ国の首脳が出席し、構想を提唱した習近平国家主席(63)にとって内外に存在をアピールする機会となった。中国官製メディアは会議の「成功」を喧伝(けんでん)したが、その運営をめぐり欧米メディアなどから中国がマイペースで進めたとの不満の声も出た。

 「世界は再び中国に対して目を向けるだろう」

 中国共産党機関紙、人民日報のウェブサイト「人民網」(5月17日)は、一帯一路の国際会議の成果について強調してみせた。同記事では、14日に行われた開幕式での習氏の演説について、「1600人あまりを収容できる大ホールには空席がなく、40分あまりの演説で27回の熱烈な拍手があった」と描写している。ただ、首脳会合が開かれたメーン施設や記者会見場は、中国から選ばれた一部メディアだけが立ち入ることができたというのが実情だ。

 現代のシルクロードと形容される一帯一路は、習氏自らが2013年に提唱したものだけに、中国当局は今回の初の国際会議を成功させるため相当な精力を注いだとみられる。ただ、そのために事前の協議でも強引さが目立ったと欧米メディアから批判的な報道も出ているのが実情だ。

 「中国政府は参加国からの意見を十分に考慮せず、声明の準備を進めている」

 米ブルームバーグ通信は会議開催前の10日、北京に駐在する複数の外交官の批判の声を紹介した。各国から首脳が集まる会議最終日に発表する共同声明について、中国当局が参加国からの意見を十分に聞かず、マイペースで強引に取りまとめ作業を進めた実態をうかがわせる証左といえそうだ。

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