記事詳細

【昭和のことば】最初は甘ったれた若者、後に欲求不満の主婦のことばに 「くれない族」(昭和59年) (1/2ページ)

 「親がやってくれない、先生が教えてくれない」。この「くれない族」は、最初は甘ったれた若者に付けられたことばだった。

 それがこの年、TBS系連続テレビドラマ『くれない族の反乱』のヒットで、「夫がかまってくれない、自分を理解してくれない、子供が言うことを聞いてくれない」、欲求不満の主婦たちを対象にしたことばへと変化していった。大原麗子がヒロインを務めたこのドラマの反響は大きく、放送開始当初から視聴率20%台を記録、夜の10時台では驚異的といわれた。

 この年の主な事件は、「三池有明炭鉱火災、死者83人」「『週刊文春』“疑惑の銃弾”報道開始。三浦和義、報道を人権侵害として法務局に申し立て。翌年逮捕」「植村直己、北米大陸最高峰マッキンリー冬季単独登頂に成功し、下山途中に消息不明」「報徳会宇都宮病院で看護人による患者2人リンチ致死事件発覚」「グリコ事件発生」「東京高裁、ロッキード事件の小佐野賢治、議院証言法違反で有罪判決」「ロサンゼルス五輪開催」「『投資ジャーナル』グループ摘発で、強制捜査」「全斗煥韓国大統領来日」「オーストラリアからコアラ6匹、成田到着」「新札発行(1万円、5000円、1000円)」「第三次中曽根改造内閣発足」など。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう