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対空以外に対潜能力などにも優れた「あきづき」型護衛艦  (1/2ページ)

 北朝鮮の弾道ミサイルに対処できる存在として、海上自衛隊の「こんごう」型イージス艦の名が広く知れ渡った。ニュース番組だけでなく、ワイドショーでも、艦名やSM-3といったミサイルの名が普通に使われている。

 宇宙空間を飛行するミサイルまで捉えることができるほど、イージス艦の対空索敵能力は高い。実は海自は、それに準ずる高い能力を持つ護衛艦の国産化に成功している。それが、和製イージス艦とも言われる「あきづき」型だ。

 その任務は、弾道ミサイル防衛に当たるため、高高度を警戒するイージス艦を補完すべく、中・低空域に侵入してくる敵を撃破すること。弾道ミサイル対処は行えないが、敵戦闘機やミサイルなど同時多目標迎撃が可能だ。

 2012年3月14日に1番艦となる「あきづき」が就役し、以降、「てるづき」「すずつき」「ふゆづき」と14年までに4隻が就役した。

 戦中にも「秋月」型として、12隻が建造された。当時も対空戦闘を任務としており、1942年から44年の間に大量生産され、大戦末期を戦い抜いた。

 戦後は、通信能力を高めた指揮護衛艦として「あきづき」「てるづき」の2隻がMSA協定(米国から調達資金を賄う)という変わった方法で建造されている。

 戦後2代目となった「あきづき」型は、対空重視型の護衛艦であるが、対潜・対艦・対地攻撃能力を持つなど、汎用(はんよう)性も高い。アフリカ・ソマリア沖の海賊対処にも派遣されている。

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