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《zak女の雄叫び お題は「選」》関東の「たこ」が北陸では「いか」! 隠れ方言の奥深い世界 (1/2ページ)

 昔から苦手な話題がある。「ご出身はどこですか?」と聞かれることだ。生まれも育ちも東京都武蔵野市。主な親戚も市内に住んでいて、他に縁のある地もない。なので、「武蔵野市です」と答えているが、これだと1分で会話が終了してしまう。

 武蔵野市は住みやすくて気に入っているが、地味なので、相手からも「あ、そうですか…」ぐらいしか反応が返ってこない。関西で勤務していたときは、そもそも自治体名が知られていないことも多かった。いまだに、出身地トークから全く話が展開できないのである。

 出身地を一番聞かれたのは、大学に入学したての頃かもしれない。私もご多分に漏れず、色々なサークルの新歓コンパに参加していて、とりあえず出身地を聞かれるということがよくあったが、「広島です」「えー! おれ愛知!」みたいな会話をしている友人を、うらやましく思っていた。

 ちなみに、地味出身地の者からすると、広島と愛知のように、別に出身地同士が近くなくても、会話は盛り上がっている(ように見える)。要は、地元ネタの豊富さで会話が展開するのだ(と思う)。加えて、独特のイントネーションだったり、言い回しだったりと、方言を話すのも、「キャラが立ってていいなあ…」と、憧れていた。

 そんな私にとって羨望の対象の一つだった方言が、近年、注目を集めている。広く知られている言い回しのみならず、地域特有の表現でありながら方言と認識されていない「気づかない方言」、という概念が広がりつつあるのだ。

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